長女が3歳の時に次女が生まれました。
その頃の私は、世間一般のお母さんたちが外遊びや買い物に子供を連れて外出している中、毎日の家事をこなすことで精一杯でした。
「もっと公園に連れて行ってあげたい」「お散歩して色々な景色を見せてあげたい」と思うのですが身体がついていきませんでした。
長女にはいつも申し訳なく思っていたのを覚えています。
次女が5ヵ月になり、お正月に主人の実家に帰省することになりました。
大晦日の夜、実家のこたつで次女を抱いていた時のことです。
「えらい顔こすりよるなあ。一回病院で診てもらった方がいいんじゃない?」とお義父さんに言われました。
その頃次女は顔中に赤いぶつぶつができていて、自分の袖を使って顔をこするような仕草をしていたのです。
2人目ということもあり、私は「脂漏性湿疹かな?」ぐらいの軽い気持ちでいたのですが、言われてみれば痒がっているようにも見えます。
「帰ったら病院に連れて行ってみますね」とお義父さんに伝え、実家から帰りました。
早速かかりつけの小児科へ連れて行くと、おじいちゃん先生は次女の顔を見てすぐに
「アレルギーかもしれませんね。テストしてみましょう。」 と言いました。
プリックテストの結果、卵白・卵黄・米・小麦・牛乳・大豆のうち卵白と卵黄に反応がありました。
「う~ん。卵アレルギーですね。 お母さんのおっぱいから卵の成分がでてアレルギー反応をおこしてるみたいです。 おっぱい飲ませる間は卵を食べないようにした方がいいですね。」 と伝えられました。
すぅっと目の前が暗くなりました。
食物アレルギーに対してあまり知識はありませんでしたが、アナフィラキシーショックを起こすと死ぬこともあるということくらいは知っていました。
「何で・・・原因とかあるんですか?」
「アレルゲンの食べ過ぎとか体質の遺伝とか色々といわれるけど、はっきりとは分かりません。」
「私・・・妊娠中、ほとんど毎日卵を食べました。アトピー体質でもあります。」
「お母さん。自分を責めてはだめです。原因は分からないんです。」
あの時先生にこう言ってもらえなかったら、どんなにつらい子育てになっていただろうと思います。
子供が何かに罹患したとき一番に考えるのは、自分の今までの行動への後悔です。
でもあまり自分を責めないでください。
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