夏休みに入る前、7月の上旬くらいに長女が「もう少し学校に行きたい」と言い出しました
長女が通う通信高校は、通学コースが週2日と週5日の選択制になっています
通信高校なので全く登校しないコースもあるのですが、本人が通学したがっていたので取りあえず週2日コースから始めました
入学して3か月、仲のいい友人もできて学校へ行くのが楽しそうです
でも一番の理由は「遅刻しても大丈夫」ということのよう
もちろん中学時代も体調が悪ければ遅刻して良かったのですが、周りを気にする長女にとっては途中から教室に入るのが嫌だったようです
病院の先生からも「中学校は義務教育で教育を受ける権利があるんだから、別に体調が悪くて遅刻しても堂々としていていいんだよ」と言われていましたが、たとえそうであっても気にする子はしますよね
あの頃は朝から声を掛けても全く反応しないし、毎日不調と闘いながら暗い顔をしていました
起立性調節障害には「朝日を浴びる」「起きたら熱めのシャワーを浴びる」「散歩などで体を動かす」ということをした方が良いと言われていますが長女はどれもできませんでした
朝には起きれないし、シャワーは腹痛を起こして動けなくなるし、そもそも眩暈と頭痛で散歩どころじゃありません
薬も効かない、改善の余地もない
長女の様子が心配で目が離せませんでした
そんな子が今「明日は1限から行かなきゃ」と普通に言っているのです
あぁ、良くなってきているんだなぁと心から思います
高校生になって「この日は絶対行こう、できれば1限目から行きたいけどダメなら2限目から行く」とか
「今週は5日行けた、でもきつかったから来週は水曜休んで4日にしよう」とか
自分の体調に合わせて折り合いをつけることができるようになったと思います
やりたくてもできないときは大人になってもあります
完璧にできず少しだけできた自分を認めるのは難しいかもしれません
でもそういう人は周りから見れば充分「できている人」なのです
「〇〇さんは天然だな~」と言われるくらいが、周りも自分も幸せなのかもしれません
私も最近やっと気づきました
コメント